岡村 絵理 展
彼女の造形における核といえば、やはり「線」だろうか。
水平に対して垂直。しかし規則性があるようで、ない。
交わり、折り重なる線や点の群集。
雑多だが決して騒がしくなく、落ち着きがあり、しなやか。
どの要素も自立していて、さながら絶品の五目御飯のようである。
ギャラリーでの展示(写真参照)では、紙の質感やインクの乗り具合
配置構成や空間との調和を身体で感じ取れる。
しかし今回はそれらを踏まえた上で敢えて
<画面越し>の展示をする試みである。
舞台劇場からテレビ画面へ。
新作も含む計57点の大展覧会。
リアルにはないリアルさを、いま、紐解いていく。
松下 茜
2kw galleryでの展示風景(2015 年3月)
私にとって版画は、日々違う自分を色んな角度から映してくれます。
毎日同じ人間を生きているけれど、全く同じ今は二度と起こる事は無く、
日々の生活のあらゆる出来事、本当に小さな一瞬の出来事も紙が拾っていきます。
私はいつも完成されることは無く、途中なんだと確認させてくれています。
紙やインクや道具と触れ合った瞬間の感覚はとても素直で、ずっと大切にしていきたい事です。
岡村 絵理
モノタイプ 515×364 2015
シンナープリント 174 × 142 2015
PS版 545 × 395 2014
アクアチント、エッチング 206 × 356 2014
カベグラフ(モノタイプ)、コラージュ 643 × 467 2015
コラグラフ 347 × 250 2014
モノタイプ、シルクスクリーン 540 × 380 2014
木口木版 358 × 252 2014
カベグラフ(モノタイプ) 280 × 199 2014
カベグラフ(モノタイプ)、シルクスクリーン 280×345 2014
シルクスクリーン 277 × 393 2015
コラグラフ 470 × 350 2015
クレグラフ 276 × 198 2015
モノタイプ 515×364 2014
シルクスクリーン 1049 × 785 2015
モノタイプ 515×364 2014
PS版 546 × 394 2014
モノタイプ 515×364 2014
モノタイプ 515×364 2014
モノタイプ 515×364 2014
モノタイプ 515×364 2014
モノタイプ 515×364 2014
モノタイプ 515×364 2014
シルクスクリーン 515×364 2014
カベグラフ(モノタイプ)、シルクスクリーン 345×280 2014
エッチング、アクアチント 329 × 252 2014
シルクスクリーン 263 × 549 2014
シルクスクリーン、メゾチント 267 × 267 2015
モノタイプ 515×364 2014
モノタイプ 515×364 2014